ジブリ映画もののけ姫の考察の1つ目は、アシタカの呪いはどんなものなのかです。
アシタカは、もののけ姫では主人公的な立ち位置であり、ヒロインのサンと共に世界を救うようになります。
さて、そもそも主人公のアシタカとヒロインのサンが出会ったのは、アシタカが呪われたからです。
その呪いとは、祟り神と呼ばれる神様にアシタカが手を出したからです。
アシタカは、小さな村に住んでいましたが、祟り神と呼ばれるものに呪われてしまった猪のもののけを弓矢で射抜いてしまいます。
なぜこの様なことをしたのかと言いますと、村の娘を守るためです。
しかし、その代わりにアシタカの腕には祟り神の呪いがついてしまいます。
この呪いは、人間の力を超えたパワーを与えてくれる代わりに、アシタカの命を少しずつ奪っていくものでした。
この呪いを解くためにアシタカは旅をし、そこでサンと出会うのです。
考察の2つ目は、モロは人間嫌いではないのではないかというものです。
というのも、実はサンが裁縫をするシーンがあるのですが、人間に育てられていないサンには独学などもってのほかです。
誰かに教えてもらったということになりますが、それがモロであるということです。
つまり、モロは、人間と交流がありこの様な技術を学んでいたことになります。
それだけではなく、その技術をサンに授けたということは、サンをその内人間界に還すつもりでいたのでしょう。
モロは、人間が嫌いなのではなく、エボシのようなやり方が嫌いだったと推測されます。
ちなみに、以下にモロのような山犬の飼い方を記してあるので、興味があり且つちょっと寄り道してみようと思ったら読んでみてください
考察の3つ目は、モロがどうして祟り神にならなかったのかです。祟り神とは、画像のような異形の形をしたもののけで、命が尽きているはずなのに何らかの原因で生きようとしているものです。
アシタカに呪いを与えたもののけは、エボシの毒の鉛で苦しみ人間に対して憎悪を抱いていたため、祟り神になりました。
そして、モロもこの祟り神と同じようにエボシの毒の鉛で命が尽きそうになります。
しかしモロは祟り神になりませんでした。
それはどうしてなのでしょうか?
実はモロは、自分の命が尽きることを受け入れていたのです。
受け入れさえすればこの世に未練を残して祟り神になることはないのです。
死にたくないという執念が祟り神となってしまうのですね。
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